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「コツコツドカン」の罠。たった1回の致命傷を防ぐ方法

  • 中山 光里
  • 6月15日
  • 読了時間: 5分

はじめに:勝率は悪くないのに、なぜかお金が減っていませんか?

皆さん、こんにちは。


いつも熱心に読んでくださり、本当にありがとうございます。日々のチャート分析の中で、「待つこと」の重要性や、シンプルな線を引く習慣は身についてきたでしょうか。


ルールを守ってトレードを続けていると、勝てる回数も少しずつ増えてくるはずです。しかし、この時期に初心者が必ず陥る、非常に恐ろしい罠があります。

それが、「コツコツドカン」と呼ばれる現象です。


コツコツと小さな利益を5回、10回と積み重ねて「自分は上手くなった!」と喜んでいたのに、たった1回の負け(ドカン)で、これまでの利益はおろか、大切な元本まで吹き飛ばしてしまう。私自身も過去に何度もこの罠にハマり、絶望のあまりパソコンを閉じた夜がありました。


今回は、この「コツコツドカン」の正体を暴き、あなたの大切な資産を致命傷から守り抜くための鉄則をお伝えします。


鉄則1:「チキン利食い」が、大損の種をまいている

なぜ、1回の負けがそんなに大きくなってしまうのでしょうか。

その原因は、実は「負け方」ではなく「勝ち方」にあります。


自分の引いた水平線でエントリーし、予想通りに価格が動いて含み益が出た時、「せっかくの利益がなくなったらどうしよう」という恐怖から、目標ラインに到達する前に慌てて決済ボタンを押してしまう。これを「チキン利食い」と呼びます。


チキン利食いを繰り返していると、1回あたりの利益が非常に小さくなります。

利益が小さいということは、トータルでプラスにするためには「ほとんど負けられない(圧倒的な勝率が必要な)状態」に自らを追い込んでいることと同じなのです。そして、たった1回損切りが遅れただけで、バランスが崩壊して「ドカン」が起こります。


小さな利益で満足してしまう恐怖心が、結果的に大きな損失の種を育てていることを理解してください。


鉄則2:損切りラインは「逃げ」ではなく「前進」させる

ドカンを防ぎ、かつ利益をしっかり伸ばすための最強の守備テクニックがあります。それが、損切り(ストップロス)ラインの「引き上げ(トレール)」です。


初心者は、価格が逆行して含み損になった時に「もう少し待てば戻るかも」と損切りラインを遠くに動かしてしまいがちですが、これは絶対にご法度です。


動かして良いのは、「価格が予想通りに動き、十分な利益が乗っている時だけ」です。

例えば、買いエントリーをして価格がスッと上がったら、当初設定していた損切りラインを、自分の「買値(建値)」と同じ位置に引き上げます。

こうすれば、万が一価格が急落して戻ってきても、プラスマイナスゼロで撤退でき、お金は1円も減りません。「絶対に負けない状態(フリーライド)」の完成です。


さらに価格が上がっていけば、損切りラインを少しずつ「利益が出る位置」へ前進させていきます。こうすることで、もし相場が急変しても必ず利益が残るという安心感(盾)を持ちながら、極限まで波に乗ることができるのです。


鉄則3:「勝率」への執着を捨て、「期待値」を味方につける

コツコツドカンを卒業するために最も大切なトレード心理。

それは、「勝率にこだわるのをやめること」です。


相場において、勝率8割、9割を目指す必要は全くありません。

「損切りは1,000円でスパッと諦める(かすり傷)」「勝つ時は建値にストップを置いて、3,000円、5,000円と利益をしっかり伸ばす」。


この「損失は小さく、利益は大きく(損小利大)」のバランスさえ守っていれば、勝率がたったの3割〜4割であっても、資産は確実に右肩上がりに増えていきます。


「10回中6回は小さく負けてもいいんだ」

この割り切りができた時、あなたはコツコツドカンという悪夢から完全に解放され、プロと同じ「期待値」で戦う投資家へと成長を遂げているはずです。


「損小利大」を徹底するための推奨環境

小さな損切りを受け入れ、ストップラインを引き上げながら利益を伸ばす。この「守りながら攻める」トレードを実践するには、注文機能が充実していて使いやすい取引所を選ぶことが重要です。


私が実際に活用し、初心者の方にも自信を持っておすすめできる3つの環境をご紹介します。ご自身のスタイルに合わせてご活用ください。


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おわりに:かすり傷を愛せるようになろう

いかがでしたでしょうか。


コツコツドカンをしてしまう人は、決してトレードが下手なわけではありません。むしろ、「負けたくない」という責任感や真面目さが強すぎるあまり、損切りが遅れてしまっていることが多いのです。


相場の世界では、立派に負ける(小さく損切りする)ことも、利益を出すことと同じくらい尊い技術です。

明日からは、かすり傷を恐れず、チキン利食いを我慢して、あなたの「盾」を少しずつ前へ進めてみてください。その勇気が、あなたの資産を大きな波から守り、育ててくれるはずです!

 
 
 

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